相関の方法・神義論


・政治:権力闘争のルール化、このsourceは?

 この問題にティリッヒの相関の方法からアプローチする、予備作業として。
    相関の方法における「形式─内実」「問い─答え」の枠組を検討する。
    素材は、神義論。つまり、神義論を「問い」と「答え」の枠で定式化し、その
   妥当性はいかなる仕方で論じうるのかについて、考える。

・相関の方法の実例
    神義論の形式と内容

    問いの形式を論理的レベルで立てる

    答えの形式は同じ論理的レベルで与えられねばならない、
           つまり、神の存在論証

  しかし、答えの形式レベルの議論では、神義論の内容には答えられない

     神の存在論証は、形式的論理的形式であっても、内容的な答えとしては不十分である

      答えの内実は、個人の経験のレベルに存在している

・十分な答えは、神義論の問いがそれ自体として解消されうるような経験レベルでの納得として生じる

・神は、絶えざる祈りを聴き、涙に代えて、歌を給わん

  不幸、悪が依然として存在するにも関わらず、歌が生まれるというレベル

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